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東金に新工業団地 市方針 圏央道スマートICも

スマートICとセットでの工業団地整備が濃厚な東金市内の県道沿いエリア。奥の高架が圏央道
スマートICとセットでの工業団地整備が濃厚な東金市内の県道沿いエリア。奥の高架が圏央道

 東金市は18日、市北西部に新たに工業団地を整備する考えを明らかにした。ETCでのみ高速道路へアクセスできるスマートインターチェンジ(IC)を隣接させ、交通利便性を高める。市内に三つある既存工業団地はほぼ埋まっており、松尾横芝ICと大栄ジャンクションとの接続による圏央道の全線開通、成田空港の機能強化を見据え、進出を考える企業の受け皿にする。来年度にも担当部署を設置するなどして具体的な準備を進める。

 新たな工業団地の候補地は、圏央道と県道「東金源線」が交わり雑木林や田畑が広がっているエリアが濃厚。4年後の圏央道全線開通などを踏まえ、スマートICとセットにすることで市内外とのアクセスの良さをアピールできる。

 市が候補地を選定した後、用地確保や造成、分譲などは民間事業者が担う。完成後に市が管理することになる道路や下水道などの施設整備に対し、10億円を上限に建設負担金を交付。このうち5割は県の補助金を活用する予定。

 市によると、昭和30年代から平成初期にかけて造成した「小沼田工業団地」「東金工業団地」「千葉東テクノグリーンパーク」は、ほとんど空きがない。一方で、市内に新たな拠点を探す企業からの問い合わせが毎月のようにあり、工業団地の需要は多いという。

 市内最大の千葉東テクノグリーンパークは全51区画に36企業が入る。市には年間約1憶8千万円の固定資産税収入があり、2千人の雇用も生んでいる。新たな工業団地の具体的な規模は未定だが、税収増や雇用拡大による一定の経済効果が期待できる。

 18日の市議会全員協議会で、スマートICの完成時期を問われた市担当者は「2024年度の圏央道全線開通から時期を逸することのないよう関係機関と協議を進める」などと答弁。工業団地の具体的な用地選定や事業採算性の検討などに来年度から本格的に着手する。

 工業団地を担当する市商工観光課は「ここ数年は事業者に提供できる大規模な土地がなく、問い合わせ時点でお断りすることがほとんど。10年後を見据えた未来への投資として新たな企業立地環境整備が必要」としている。


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