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佐倉の子ヤギ騒動2カ月半 誘い出し作戦も失敗 猛暑の中、元気に“朝ごはん”

京成線沿いの急斜面に迷い込んだ子ヤギ=7月18日、佐倉市
京成線沿いの急斜面に迷い込んだ子ヤギ=7月18日、佐倉市

 千葉県佐倉市の急斜面に逃げ出した雌の子ヤギが迷い込んでから2カ月半が経過した。長引いた梅雨も明け連日猛暑が続く中、子ヤギは5日朝も斜面で草を食べる姿が確認された。捕獲を目指す市は先月末、雄ヤギを使った「誘い出し作戦」を展開したが、子ヤギの反応は全くなかったといい、市は頭を悩ませている。

 市によると、誘い出し作戦が行われたのは7月27日早朝。県内業者の協力で、雄ヤギを入れたおりを斜面の上に設置し、子ヤギがやって来るのを待ったという。群れで暮らすヤギの習性を利用した試みで、午前5時から2時間ほどおりを置いていたが「全く反応はなかった」(西田三十五市長)。

 市は警察などと連携し、これまでも捕獲しようとしてきたが、有効な手段は見つかっていない。西田市長は「保護に向け有識者の話を聞いて対策を検討したい」と説明した。

 佐倉では5日、今年最高気温となる33・7度を観測。正午前、サイクリングで斜面近くの道路を通りかかった船橋市の男性は「3日にはヤギを見かけた。きょうはいないが、この暑さで林の中に入って涼んでいるのでは」と話していた。

 子ヤギが居着いているのは、京成線沿いにあるコンクリート製の斜面。近くの会社で飼育されていたが、5月21日に逃げ出したという。市役所には子ヤギを心配する多くの声が寄せられ、市はホームページに「ヤギ情報」を掲載するなど対応に追われてきた。


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