希少、白いハマヒルガオ 高校教諭が群生発見 白子の海岸

真っ白なハマヒルガオの群生地を調査する宮本教諭=白子町
真っ白なハマヒルガオの群生地を調査する宮本教諭=白子町
隣り合う白いハマヒルガオ(左)と通常のハマヒルガオ
隣り合う白いハマヒルガオ(左)と通常のハマヒルガオ

 この時期に開花する海浜植物「ハマヒルガオ」の突然変異とみられる真っ白な花が、白子町の剃金海岸で見つかった。通常の桃色の花が広がる砂丘の一角に、白い花ばかりが群生。山武市の県立成東高校で生物を教える宮本明宜教諭(64)が発見し「かなり珍しいのでは」と話している。

 宮本教諭によると、ハマヒルガオは海岸や湖岸の砂地に生えるヒルガオ科の多年草。5~6月に直径4~5センチの花を咲かせる。色が白い個体は「シロバナハマヒルガオ」と呼ばれ知られていたが、めったに見られないという。

 群生地は南白亀川河口北岸の海岸線から100メートル付近にある。宮本教諭が5月17日、各地で二十数年来続けている野草観察で海岸を訪れた際、道路脇の砂丘に咲く花が偶然目に入った。その後詳しく調べた結果、シロバナは地下茎などで広がったとみられ、50個以上の花が約30平方メートルの範囲に集中。隣接地に群生する桃色の中にも点在しているため、種子繁殖をしている可能性もあるという。

 同海岸は幼少期から親しんでいたが、シロバナを見るのは初めての宮本教諭。「黒いカラスの中にアルビノを見つけたような不思議な気持ちになった。この海岸の多様性を象徴する存在として多くの人に知ってほしい」と呼び掛けている。


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