「液状化予想していた」 開発湾岸は従前から警告 楡井氏が講演

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大震災について検証した講演をする茨城大名誉教授の楡井久氏=18日、中央区の県労働者福祉センター

 本県も被災した東日本大震災について、茨城大名誉教授の楡井久氏が18日、中央区の県労働者福祉センターで「科学性無視の巨大広域開発への警鐘-巨大地震時の液状化・流動化・地波現象そして津波-」と題して講演した。楡井氏は「大震災の被害は想定外ではない。浦安や千葉市の湾岸液状化の被害は予想はできていた」と3・11前からの“警告”と併せて持論を展開した。

 講演会は県地方自治研究センターが主催し約80人が聴講した。楡井氏は、大震災の被害状況で「国はなぜ想定外というのか?地質環境学という自然の法則・摂理を読み解く学問からは、予想外ではなく自明の理。国土開発を画一的工学的手法で行ったからだ」と開発行政を辛口で批判。

 県環境部地質環境研究室の県職員当時から「地震対策で最も重要なのは液状化防止」と訴えていた資料を示し、「開発した湾岸の液状化も予想できていた」とした。