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新型コロナウイルス情報

「感染者ゼロなのに…」 デマ拡散で利用客減 旭のスーパー 【新型コロナ】

「安心して買い物に来てほしい」と呼び掛ける飯田清専務(左)と妻の純子さん=10日、旭市のフレッシュイイダ
「安心して買い物に来てほしい」と呼び掛ける飯田清専務(左)と妻の純子さん=10日、旭市のフレッシュイイダ

 新型コロナウイルスの感染が県内でも拡大する中、旭市のスーパーで「従業員や経営者家族が感染した」などとする根拠のないデマが広がり、利用客減など深刻な被害を受けている。スーパーの幹部は10日、取材に対し「関係者に感染者はおらず、保健所から連絡や指示を受けたことも一切ない」と説明。デマを拡散しないよう呼び掛けている。

 デマによる被害を受けているのはスーパーマーケット「フレッシュイイダ」。同店では先月31日夜、月2回行っている専門業者の定期的な店内掃除を実施。さらに定休日だった翌4月1日には別の業者が冷蔵庫の修理を行った。これが「感染に関係し消毒を行った」と誤解され、従業員または経営者一家が感染したとするデマに発展したとみられる。店には「本当か」といった問い合わせが相次いでいるという。

 2日には創業50周年記念の大売り出し「大創業祭」の初日を迎えたが、来店客は予想より約3割少なかった。その後も客足は伸び悩み、想定の2~3割減が続いている。同店の飯田清専務(42)は「大創業祭に向け、多くの品物を入れていた。損失は大きい」と肩を落とす。

 複数の関係者によると、東庄町の障害者施設で発生した集団感染(3月28日判明)に関し、県が感染者の存在を旭市に示した4月1日より前から、市内では真偽不明のさまざまな臆測が広がっていたとみられる。飯田専務は「デマが広がり迷惑している店はうちだけではない。不確定情報に基づく不用意な発言をしないでもらいたい」と訴えた。


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