人工浜で“プチ海水浴” 唯一の波打ち際楽しむ 船橋・三番瀬海浜公園 【出掛けよう!涼を求めて】

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 ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市潮見町)の潮干狩りシーズンはもう終わった。遊泳禁止のため、遠浅の海に足をチャプチャプ浸らせるしかない。それでも午前10時ごろ訪ねてみると、浜辺にはパラソルが立ち、家族連れが“プチ海水浴”を楽しんでいた。

 幅1キロほどの人工海浜だが、工業地域が続く京葉ベイエリアでは貴重な海辺スポットの一つだ。県によると、浦安から習志野まで四市をまたがる干潟・三番瀬は広さ約1800ヘクタールで、水深5メートル未満の海域が延々と続く。このうち市民が波打ち際に出られる唯一の地点が、この浜辺なのだ。

 早速ズボンのすそをまくり海水に足を踏み入れてみる。適度にひんやりとして心地良い。沖へ進んでも、せいぜいひざ下が漬かる程度だ。

 顔を上げると、海の向こう側、蜃気楼(しんきろう)のようにビル群が浮かび上がって見えた。浦安の街だろう。手前に視線を戻すと、今度は羽を休める水鳥の姿があった。三番瀬には、豊富なエサを求めてハマシギやコアジサシなどの野鳥が多数訪れる。

 人工物と自然が混然一体の不思議な景色。あらためて環境保全の在り方を考えさせられた。

 思い切り泳ぎたい人は、公園内のプールをどうぞ。(おわり)

◇ふなばし三番瀬海浜公園(電話047-435-0828) アクセス=バスで船橋海浜公園下車。施設利用時間=9~17時。プール入場料=幼児(4歳以上)200円、小・中学生400円、高校生以上800円。