シンボルツリー移植 「関さんの森」道路建設で 松戸・幸谷地区

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立曳き工法で移植されるケンポナシの大木=15日、松戸市幸谷
立曳き工法で移植されるケンポナシの大木=15日、松戸市幸谷

 松戸市幸谷地区のシンボルツリーで、樹齢200年を超えるケンポナシの木が15日、木を立てたまま人力で動かす「立曳(び)き工法」で移植された。地元児童を含む多くの市民らがロープのけん引作業に協力した。古木は豊かな自然が残る憩いのスペース「関さんの森エコミュージアム」の一角に生い茂っていたが、道路建設のため西側に十数メートル移動させた。

 ケンポナシの木は高さ約12メートル。これまでに何度も落雷や台風に見舞われるなどして一部傷ついているが、今もシーズンには実をならせる“現役の古木”だ。地元の小学校の校章デザインに使われるなど、地域のシンボル的な存在でもある。

 移植作業は、根鉢状にした木の下に引き車を組み立て、ロープで引っ張って移動させた。ロープのけん引は人力によるもので、神楽桟(かぐらさん)と呼ばれるウインチで巻き取る方法。市民らは回転ドアの要領で、4人1組になってウインチを押していった。約3時間半かけて移動させた。