<新型肺炎>教諭感染の千葉市立中学、休校延長 3月4日まで 生徒ら発熱7人は陰性

 千葉市立中学校の女性教諭が肺炎を引き起こす新型コロナウイルスに感染したのを受け、同市は25日、同校を3月4日まで休校にすることを決めた。当初はきょう26日までとしていたが、専門家の意見などを踏まえ延長を決めた。校舎を消毒する一方、生徒や教職員の健康観察を続ける。これまでに同校の教職員と生徒計7人に発熱などの症状があったが、検査でいずれも陰性だった。

 市によると、女性教諭の濃厚接触者は同校の教職員35人、接触者は女性教諭の授業を受けた生徒ら215人。市は、女性教諭が入院前、最後に勤務した2月19日から2週間後の3月4日までを休校とし、生徒や教職員の健康観察を続け、不要不急の外出を控えるよう求めた。

 これまでに同校の教職員1人と生徒6人が37・5度以上の発熱やせきの症状を訴えたが、検査結果はいずれも陰性だった。

 25日は公立高校の後期選抜の願書受け付け日だったが、同校については生徒本人ではなく市教委を通じて提出。卒業式は予定通り実施する方針だが、規模の縮小などを含め検討する。

 このほか市教委は、全市立学校171校に健康チェック票を配布。朝夕の検温など児童生徒の健康観察を行う。また、市立学校全教職員約6千人の過去の発熱状況を確認したが、現時点で感染の疑いがある事例はなかったという。

 文部科学省は25日、感染者がいない学校でも休校を検討するよう各教育委員会に要請する方針を示したが、市教委は「現在のところ他の学校の休校は考えていない」とした。

 市は25日、第2回健康危機管理対策本部会議を開き、市主催のイベントについて、高齢者対象の屋内集会は原則中止または延期とすることなどを決めた。

 ◇新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19) 中国湖北省武漢市の海鮮市場の関係者で原因不明の肺炎が相次ぎ、新型のコロナウイルスが原因と判明。市場で扱っていた野生動物が感染源とみられる。中国各地に広がって各国にも飛び火し、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。病名を「COVID19」とした。感染から発症までの潜伏期間は最大で2週間ほど。発熱やせきなどの症状が出て、肺炎を起こすことがある。感染しても症状が出ない人がいる一方で、糖尿病などの持病がある人や高齢者は重症化しやすいとされる。


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