競歩「全日本マスターズ」11連覇 「遙かなる超人」偉業 船橋・米澤清彦さん(80)

 マスターズ陸上界で競歩の「レジェンド」として現役で活躍し続ける船橋市の米澤清彦さん(80)が、昨年9月の「全日本マスターズ陸上競技選手権」で11連覇を達成し、同10月の「全日本マスターズ競歩」では日本新記録で優勝。地元の同市役所を訪れて松戸徹市長に報告すると、市長は偉業を達成した米澤さんの年齢を感じさせない肉体と精神をたたえ「遙(はる)かなる超人」と命名した。

 米澤さんは、昨年9月に群馬県で開催された「全日本マスターズ陸上競技選手権」M80クラス(男子80~84歳)3千メートル競歩に出場し、21分20秒24で優勝。大会連覇を11に伸ばした。

 同10月の岩手県で行われた「全日本マスターズ競歩」M80クラス5キロロード競歩では、36分47秒の日本新記録を打ち立てた。自身の日本記録は四つ目樹立となった。

 松戸市長に獲得したメダルを示しながら、米澤さんは「11連覇は通過点。89歳での20連覇達成が夢で、80歳で負けるわけにはいかなかった」と決意を表明。松戸市長は毎年更新される偉業を感心し、「ずっと頑張ってこられた結果の11連覇。おめでとうございます。今後の強い決意もすばらしい」とたたえた。

 また、色紙に直筆で「祝 遙かなる米澤超人」と書き込み、米澤さんに贈った。これまで偉業の報告を受けるたび、「鉄人」「鉄人を超え、もはや超人」などと最上級の表現でたたえてきたが、80歳ながら身長166センチ、体重60キロ、体脂肪率10・9%というトップアスリートの体型を維持し、記録を更新し続けるレジェンドに「遙かなる超人。もう言葉がない」と舌を巻いた。

 米澤さんが競歩を始めたのは、大手電機メーカーを退職する直前の60歳で、「競技人生40年とするなら80歳は後半20年の新たなスタート」と位置付け。

 今年は(1)全日本マスターズ陸上競技選手権での12連覇挑戦(2)全日本マスターズ競歩20キロロードでの日本記録挑戦(3)国内出場予定20大会の完全制覇-を目標に掲げ、21年に予定される世界大会「ワールドマスターズゲームズ2021関西」への出場も見据える。週5~6日の競歩練習を中心に、水泳やサイクリング、ゴルフなども取り入れながらさらなる高みを目指す。


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