多古米ワッフル誕生 災害に負けない町発信 プレートは倒木活用 道の駅あじさい館 【台風 被災地はいま】

タコメコワッフルと倒木プレートのサンプルを紹介する川口さん=多古町
タコメコワッフルと倒木プレートのサンプルを紹介する川口さん=多古町

 多古町多古の「道の駅多古あじさい館」内のレストラン「キッチンTAKO」は、昨年9月の台風15号で被害を受けた町の特産品「多古米」100%で作ったワッフルの提供を始めた。停電の主な原因となった倒木をプレートにする計画も進めている。考案者は「元気な多古を発信したい。倒木問題を考えてもらうきっかけにもなれば」と話している。

 「タコメコワッフル」と名付けられた商品は、外はカリカリ、中はもちもちの食感で、多古米特有の甘みを感じられる。価格は680円からで、町内産の素材を多く使った「ワッフルドッグ」や「メープルシロップ&バター」など種類も豊富。

 考案者は、キッチンTAKOのフードコーディネーターの川口明美さん(54)。以前経営していたカフェでビーガンやベジタリアン向けのメニューを提供していたことから、多古米のスイーツをメニューに取り入れることを決めた。

 台風15号では、暴風の影響で稲が倒れ、収量などに影響が出た。そういった中で誕生した「タコメコワッフル」には、災害に負けない強い多古町をアピールする狙いもある。

 一方、プレート作りは同町久賀地区の倒木を利用して進めている。輪切りにした木がひび割れないように乾燥させる必要があるため、実際に導入されるのは1年半ほど後になる。町内では多くの倒木がいまだに手付かずの状態で、川口さんは「このままでは虫害が起こる可能性も。ほかの方々も倒木の活用方法を考えて」と呼び掛けている。


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