2020年1月21日 20:37 | 無料公開

卒業する佐倉市のご当地キャラ「カムロちゃん」
佐倉市は、人気のご当地キャラクター「カムロちゃん」が、3月31日を最後に「佐倉おもてなしキャラクター」を卒業すると発表した。卒業後は市の公式キャラから退き、独自の活動を展開するという。
カムロちゃんは、市在住の漫画家で、イラストレーターの「誰(すい)か」氏が制作。2010年1月1日号の広報紙に掲載された4こま漫画「ふりむけばカムロちゃん」でデビューし、同年4月から佐倉・城下町400年記念事業のイメージキャラとして市の魅力を発信してきた。
18年3月で同記念事業が終了し一度は「お役御免」となったが、市民からキャラの続投を望む声が多く寄せられたことなどから、市のPR役に“再就任”。おもてなしキャラとして活動していた。
市によると、デビューから10年が経過し、ご当地キャラを取り巻く環境も変化する中、期待される役割を十分に果たすことが困難となった。一方、作者の誰か氏にはカムロちゃんの魅力向上や活躍の場を外部に求めていきたいという意向があり、協議の結果、卒業が決まったという。
3月に卒業式を行う予定。4月以降は誰か氏が運営し、独自に活動をしていくという。
カムロちゃんは、佐倉城で毎晩遊んでいたおかっぱ頭の子どもの「妖(あや)かし」が400年の時を経て長い眠りから目覚めたという設定で、「ゆるキャラ以上、萌えキャラ未満」という独特のコンセプトで市民らに親しまれてきた。