上本郷への移転「偽りの広報」 市立病院記事で反発続出 松戸市議会

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 開会中の松戸市議会で、市発行の「広報まつど」の市立病院建て替えをめぐる記事が波紋を広げている。東松戸病院の機能を上本郷の現病院に移す計画とした内容について、「偽りの広報」「事実をねじ曲げている」などと、6人もの議員が7日から12日までの一般質問で相次いで反発。長年の懸案事項である市立病院移転問題に、新たな火種が生まれた格好だ。

 問題の記事は広報まつど10月15日号2面の「市立病院の建て替えに一定の方向性」の見出しとともに紹介された。9月に市議会特別委員会が表明した「中間報告」を受けて掲載されたものだ。

 同市には現在、上本郷の「市立病院」と高塚新田の「東松戸病院」の2市立病院がある。市は2病院の連携強化も視野に、建設予定地のさまざまなパターンを検証してきた。その中で、市が最終的に議会側に推奨したのが「構想3」。

 同案では、日常支援病院として機能している現在の東松戸病院は閉鎖となるため、同病院がある市東部の地域に「医療空白」が生まれると、議会から何度も問題視されていた。つまり、議会は千駄堀への移転新築については尊重する立場を表明したが、東松戸病院の移転についてはまったく了承していないのだ。