「規制範囲、極めて広い」 受動喫煙防止条例案を否決 流山市議会教育福祉委

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受動喫煙防止条例案を審議する流山市議会の教育福祉委員会
受動喫煙防止条例案を審議する流山市議会の教育福祉委員会

 流山市議会の教育福祉委員会が6日開かれ、市が提出していた「受動喫煙防止条例」の制定案を審議し、賛成少数で否決した。受動喫煙防止の趣旨に賛同する委員は多数を占めたが、市施設や約300カ所ある公園の敷地内を全面禁煙する規定について「規制の範囲が極めて広い」など、具体的な運用面で反対意見が続出した。 

 同条例案は9月定例議会に提出し継続審査となっていた。今議会の教育福祉委の決定を踏まえ、16日の議会最終日の本会議で議決する。本会議でも否決された場合、同市の市長提出議案の否決は2006年12月の一般会計補正予算案以来となる。

 委員の反対意見で多かったのは規制範囲の広さだ。それが同条例の“目玉”でもあったのだが、公園など屋外も含めて公共的空間は全面禁煙とした。例えば、市役所職員らは庁舎内だけでなく、建物の外に出ても市役所敷地内であれば喫煙できなくなる。この屋外空間をも規制対象としたのは全国初だ。

 この点に関して、委員から「分煙の取り組みを進めることで十分対応できる」「喫煙者の権利を無視してはならない」などと反発が相次いだ。「広い公園が駄目で、(市施設敷地外の)路上は吸っていいという理由が分からない」「条例で防止するのではなく、受動喫煙を徐々に減らしていく方策をまずは考えるべき」といった声もあった。