再起かけ新酒造り大詰め 「前社長の墓前に供えたい」 震災で被害、山武の守屋酒造

  • LINEで送る

新酒の仕込みが本番を迎えた山武市蓮沼の酒蔵「守屋酒造」
新酒の仕込みが本番を迎えた山武市蓮沼の酒蔵「守屋酒造」

 寒さが日々厳しさを増す中、山武市蓮沼の酒蔵「守屋酒造」(守屋雅博社長)で、100%千葉県産米による新酒造りの作業が大詰めを迎えている。同酒蔵では東日本大震災で酒蔵の梁(はり)などに被害が出たこともあり、守屋社長は「今年の新酒は再出発をかけた特別な酒」と、20日発売予定の新酒に期待をかける。

 1893年創業の同酒造では、2007年から県産米100%の地酒造りに取り組んでいる。岩手県花巻市から来た杜氏(とうじ)の森山茂夫さん(73)によると、今年は米の放射性物質検査の影響で仕入れが遅れたものの作業に影響はなく「天候も良かったので、米はいい。いい酒ができると確信している」という。

 「舞桜百年の雫」など今年の新酒は20日から県内を中心に発売予定。酒蔵の無料見学も受け付けている。問い合わせは守屋酒造、電話0475(86)2016。