災いサケるため奉納 山倉神社で「鮭祭り」 香取

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神前に奉納するサケを持った氏子らが古い形式にのっとり山倉神社の境内を行進した=4日、香取市山倉
神前に奉納するサケを持った氏子らが古い形式にのっとり山倉神社の境内を行進した=4日、香取市山倉

 香取市山倉地区に伝わる千葉県指定無形民俗文化財の初卯祭が4日、山倉神社(国友英昭宮司)で行われた。別名「山倉の鮭祭り」と呼ばれ、地域住民から親しまれている同神社の例祭。境内は、古い形式を残す珍しい祭りを写真に収めようとする人でにぎわった

 元は旧暦11月(霜月)の初卯の日に行われていた同地区の鮭祭り。近くを流れる栗山川にさかのぼってきたサケを初めて捕まえた人が(サケの)頭部に「大」の字があるのを見つけ、奉納したことが始まりとされ、サケは「竜宮からの使者」「おしゃけさま」などと呼ばれていたという。

 祭りは、てんぐの面をつけた氏子らを先頭に、神職らが行列を組みながら行進し神前にサケを供えた。また、古くから災いを「避け(サケ)る」ための護符や、風邪薬として知られるサケの切り身と、その身を焼いた「黒焼」が参拝客らに振る舞われた。