3000人参加で津波避難訓練 保育園、企業も対象に 一宮町

避難場所の遍照寺へ向かう東浪見小学校の児童たち=28日、一宮町
避難場所の遍照寺へ向かう東浪見小学校の児童たち=28日、一宮町

 一宮町で28日、全町を対象にした初の大規模な津波避難訓練が行われた。これまでの地区ごとの訓練から、今回は東日本大震災を教訓に保育園から企業まで町内全域を対象に約3千300人が参加した。津波による甚大な被害を受けた被災地の様子が記憶に残っているためか参加者は真剣な表情で訓練に臨んだ。

 訓練は、房総沖で震度6の地震が発生し、高さ8メートルの大津波警報が発令され、40分後に町へ到達するという想定。一般家庭をはじめ、幼・小・中学校、企業単位で避難が行われた。

 町は、防災行政無線、エリアメールを使って町民に「火の始末、身の安全確保」などを注意し、避難を呼び掛けた。同町の津波避難所は一宮小、GSSセンターなど4カ所、津波一時避難所17カ所が指定されている。この日は長生村内にある1カ所を除いた20カ所を使って訓練した。

 同町は東日本大震災で床上浸水30世帯、床下浸水28世帯、道路損壊2カ所の被害を受け、927人が一時避難した。


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