元監督の遺志継ぎ東北球児招き交流 東金市民の支援受け実現

練習試合に臨む山二小少年野球クラブの児童=26日、東金市二之袋の水田記念球場
練習試合に臨む山二小少年野球クラブの児童=26日、東金市二之袋の水田記念球場

 東日本大震災で甚大な被害を受けた東北の少年球児に野球を楽しんでもらおうと、東金市内の少年野球チーム、福岡レッドパワーズは26日、東金市二之袋の水田記念球場で、宮城県山元町の山二小少年野球クラブを招いて野球交流会を開催した。同クラブには震災で転校した児童もおり、友人との久しぶりの野球に目を輝かせた。

 福岡レッドパワーズは同クラブと4年前に交流試合を行ったことがある。福岡レッドパワーズの創設以来の幹部で元監督の木原昌利さん(享年54)が今年5月、今回の震災で野球ができなくなった同クラブとの交流会を企画した。しかし、木原さんは先月、くも膜下出血で急死。遺志を引き継ごうと東金市内の友人ら有志が「少年野球のきずなの会」を発足させ、同クラブの旅費や宿泊費など経費を集めるため募金活動を行い、11月25日現在で目標の2倍以上の104万5460円を集めた。

 同クラブのメンバーは、避難するため転校した児童を含め16人が交流会に参加。26日は練習のみで27日に交流試合を行う予定だったが、「野球がしたい」という児童の熱意により、急きょ練習試合を行った。

 福岡レッドパワーズの藤平敏雄監督(63)は「あすの交流試合が終わったら木原さんの墓前に報告したい」と目を潤ませた。


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