黒曜石の石器1位に 子どもら「キラキラ格好良い」 千葉県内で出土縄文遺物人気投票

1位グランプリに選ばれた富津市前三舟台遺跡の石器(同市所蔵)
1位グランプリに選ばれた富津市前三舟台遺跡の石器(同市所蔵)
2位のバイオリン形土偶(船橋市教委所蔵)
2位のバイオリン形土偶(船橋市教委所蔵)
3位のミミズク土偶(我孫子市教委所蔵)
3位のミミズク土偶(我孫子市教委所蔵)

 千葉県内で出土した縄文時代遺物の人気投票「J1グランプリ2019」で、富津市前三舟台遺跡の黒曜石でできた石器群がグランプリに選ばれた。土偶や土器など縄文を代表する遺物を抑えての1位に主催者は「意外」と驚いたが、子どもたちから「キラキラして格好良い」と人気を集めた。

 本県が誇る縄文文化を県民に広く知ってもらおうと、県立中央博物館や県立中央図書館などでつくる県博図公連携事業実行委が主催した。8~9月に県内の図書館など約500カ所に投票箱を設置し、6657票の投票があった。

 実行委によると、グランプリとなった富津市前三舟台遺跡の石器群は1034票を獲得。縄文時代で最も古い草創期の遺物で、当時の石器製作技術が分かる貴重な資料とされる。子どもたちからの得票が多く「ハンターが持っていて格好良い」との意見もあった。

 2位は船橋市小室上台遺跡出土のバイオリン形土偶(993票)。日本最古級の土偶で、昨年にパリで開催された縄文展にも出品された。3位は我孫子市下ケ戸貝塚出土のミミズク土偶(624票)だった。

 投票結果は、来年7月18日~9月22日に中央博物館で開催する縄文文化をテーマにした企画展に反映させる。担当者は「県民がどこに興味を持っているのか分かった。展示構成に生かしたい」と話している。


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