将門伝説で観光振興へ 27日、東金でミュージカル 手作り舞台、市民が熱演

東金市の最福寺で開かれた公開リハーサルで熱演する出演者
東金市の最福寺で開かれた公開リハーサルで熱演する出演者

 平安時代に関東地方を地盤に京都の朝廷と対抗した豪族、平将門の出生伝説にちなんだミュージカル「EASTEND,BEGINNINGS~蒼き天馬のように~」が27日午後1時半から東金市東金の古刹(こさつ)、安国山最福寺で上演される。市民ら約30人が熱心にけいこを続けており、主催者の同市観光協会の会長で、演出を担当する前島康夫さんは「東金市には観光資源がない。人こそが観光資源。ミュージカルをすることで観光文明を起こしたい」と張り切っている。

 平将門は一時は「新皇」を自称し関東地方全域を支配したものの、940年に京の朝廷からの軍勢に敗れ討ち取られた。菅原道真と並んで、日本三大怨霊としても有名だが、出生伝説は諸説あるという。

 同協会によると市内の古刹、帝立山妙善寺には「反逆児が生まれる」という占いを恐れた将門の父・良将が、身重の妻・桔梗の前を舟に乗せ流したところ、東金市内で産気づき生まれたという伝説が残る。伝説では竹を切り出し十文字に組んで川床に立て、布を渡してこした水を産湯に使ったことから、この川の名前を十文字川、付近の橋を産前橋と呼ぶようになったとされ、いずれも市内に現存する。


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