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性能実験へ無人機完成 地震の仕組み解明に期待 千葉大が2基の衛星プロジェクト

千葉大学が開発したレーダー搭載大型無人航空機
千葉大学が開発したレーダー搭載大型無人航空機

 千葉大学環境リモートセンシング研究センター(千葉市稲毛区)で、2基の衛星打ち上げプロジェクトが進行中だ。マイクロ波のセンサーなどを搭載して地盤や森林の変化などを観測する他、地球を覆う電離層の電子密度の変化を調査し、地震の発生メカニズム解明も目指す。衛星の性能を高める実験を行うため、同センターは、「国内最大」のレーダー搭載大型無人航空機を製作。無人航空機は来年度中に飛行を開始するという。

 開発している衛星は、ガイアIとガイアII(いずれも仮称)。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2014年度、15年度に相次いで打ち上げる予定。ガイアIは衛星利用測位システム(GPS)センサーを搭載し、GPS衛星からの情報により電離層の電子密度を調査する。東日本大震災では、地震前の電離層で電子密度の変化が生じており、研究は大地震の発生メカニズム解明につながると期待されている。GPS地上局のない海洋上での調査も、衛星ならば可能だ。

 ガイアIIにはGPSセンサーとともに、同センターが独自開発した円偏波合成開口レーダー(CP-SAR)を搭載。円偏波の使用で省電力化し、衛星の小型化も実現した。視覚センサーとは違い、衛星が太陽の反対側に位置する“夜間”でも、高精度で地表を観測できる。レーダー搭載無人航空機は主翼6メートル、全長4・75メートルで、プロジェクトを主導している同センターのヨサファット准教授によると、国内最大という。


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