成田山で大しめ縄作り 重さ200キロ、五穀豊穣祈願 「災害ない平穏な年に」 【師走スケッチ2019】

25日の飾り付けに向けて作業が進む大しめ縄作り=2日、成田山新勝寺
25日の飾り付けに向けて作業が進む大しめ縄作り=2日、成田山新勝寺
25日の飾り付けに向けて作業が進む大しめ縄作り=2日、成田山新勝寺
25日の飾り付けに向けて作業が進む大しめ縄作り=2日、成田山新勝寺

 正月三が日だけで毎年300万人を超える参拝客が訪れる成田市成田の成田山新勝寺で、初詣客を出迎える大しめ縄作りが進んでいる。わらの長さをそろえながら大きな房にして編んでいく作業は11月上旬から進められ、今月下旬まで続く。

 成田山の大しめ縄は、稲穂をつるしたような「照範(しょうはん)じめ」と呼ばれる独特の形状が特徴。江戸元禄期に寺の中興の祖・照範上人が、五穀豊穣(ほうじょう)を願い作ったのが始まりとされる。

 わらは地元農家に約6千束を特注し、その中から厳選した約2500束を使う。本年は台風被害の影響が懸念されたが、幸い9月の台風15号の直前に刈り取りが行われたという。

 境内の工務所では2日、男性3人が力を込めて木の棒にわらの束をくくりつけて大しめ縄の形に整え、この日までに7割ほどが完了。奉仕員の女性も境内各所に飾るしめ縄の編み込み作業に追われた。

 大しめ縄作り38年目という工務所の秋葉文夫係長(60)は「今年は7月の気温が低かったので、わらが例年よりも短い。来年は災害のない平穏な年となれば」と願っていた。

 完成した大しめ縄は25日に取り付けられる予定。


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