音楽に合わせ即興漫画 浦沢直樹さん講演に歓声 千葉明徳高

講演会で絵を描くパフォーマンスを披露する浦沢直樹さん=22日、千葉市中央区の千葉明徳高校体育館
講演会で絵を描くパフォーマンスを披露する浦沢直樹さん=22日、千葉市中央区の千葉明徳高校体育館
講演する浦沢直樹さん
講演する浦沢直樹さん

 「YAWARA!」「20世紀少年」など数々のヒット作がある漫画家、浦沢直樹さん(59)が22日、千葉市中央区の千葉明徳高校で講演を行った。浦沢さんは今も漫画を書き始めた5歳の時と同じ思いで創作していると明かし、「世の中に面白い物はたくさんある。早く好きな物を見つけ、突き詰めていってほしい」と生徒らに熱く語り掛けた。

 講演は千葉明徳学園の100周年記念事業として行われ、関係者の熱心なラブコールにより実現。同校と付属中学校の生徒ら計約1600人が詰めかけた。ミュージシャンとしても活動している浦沢さんはギターで自作曲のひき語りを行い、音楽に合わせて絵を描くパフォーマンスを披露。繊細なタッチで絵を描き上げると、歓声が上がった。

 終盤には質問コーナーも用意され、「作品を書く中でうまくいかないときはどうする」という参加者からの問いに「うまくいかないのが普通。とにかく考えるしかない」と回答。他の漫画家の作品に嫉妬しないのかという質問には「(尾田栄一郎さんの漫画)『ワンピース』はさすがだと思います」と“告白”し、笑いを誘った。

 締めくくりに「何かをやりたいと思ったらすぐやること。好きな物を見つけたら人生は面白く有意義になる」とメッセージを送った。

 美術部部長の高校2年、嶋村哉汰さん(17)は「やるべき事はその日に必ずやるという話が印象に残った。受験勉強に生かしたい」と触発された様子だった。


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