OLC最高益へ TDS10周年やコスト減で 震災赤字から一転 通期予想

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9月4日から始まった東京ディズニーシーの開業10周年記念イベント「Be Magical!」が好調で、集客やグッズ販売に寄与した=浦安市舞浜
9月4日から始まった東京ディズニーシーの開業10周年記念イベント「Be Magical!」が好調で、集客やグッズ販売に寄与した=浦安市舞浜

 東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC、浦安市)は4日、2012年3月期通期の連結業績予想で純利益が294億1千万円(前期比28・4%増)の過去最高益を達成する見通しだと発表した。東日本大震災の影響で38億円の最終赤字を出した4~6月期から一転、入園者数の回復と徹底したコストカットで業績アップを見込む。11年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比17・6%減の1481億2400万円、純利益が46・0%減の86億7500万円だった。

 同社の通期業績予想によると、東京ディズニーランド(TDL)、東京ディズニーシー(TDS)合計の入園者数は前期比3・4%減の2450万人の見通し。下半期は10・9%増を見込んでおり、両パークの通年稼働以来最低の入園者数となった上半期(1073万9千人、17・1%減)をカバーする。好調なTDS10周年記念イベント「BeMagical!」関連商品の販売とチケット値上げの効果で、入園者1人当たり売上高も過去最高の1万200円を見込む。売上高の予想は3・7%減の3431億7千万円とした。

 過去最高益予想に大きく寄与するとみられるのが、「震災を機に仕事のやり方を徹底的に見直した」(鈴木茂常務)というコスト削減。時間外労働などの人件費、販促活動費を見直して計85億円を削減し、4期連続の過去最高となる営業利益558億円(4・0%増)を達成するとしている。経常利益は4・0%増の550億1千万円の予想。