アスモ3日営業再開 茂原シンボル、市民安ど 従業員「お客様のため」 房総豪雨

豪雨による床上浸水で、青果店では野菜などを陳列する棚が使えなくなった=10月31日午前、茂原市高師の茂原ショッピングプラザアスモ
豪雨による床上浸水で、青果店では野菜などを陳列する棚が使えなくなった=10月31日午前、茂原市高師の茂原ショッピングプラザアスモ

 記録的豪雨で甚大な被害を受けた茂原市で、浸水の影響で休業を余儀なくされていた「茂原ショッピングプラザアスモ」がきょう3日、9日ぶりに営業を再開する。地域のシンボルともいえる商業施設だけに利用者は「新鮮な野菜がやっと食べられる」と安どの声。従業員らも「待っていてくれるお客様のために頑張りたい」と急ピッチで復旧作業を進めてきた。

 ショッピングセンター内に店を構える一文字青果の店長、麻生啓介さん(38)によると、浸水で果物や野菜は泥水に漬かり、ほとんどを廃棄した。野菜を並べる冷蔵棚も故障した。麻生さんは「週末や特売イベントを控えていた。仕入れを多くしていただけに、被害も大きかった」と説明した。

 営業再開にはこぎつけたが、店頭に並ぶ商品は通常の半分以下になりそう。麻生さんは「どんな状況でも、待っていてくれているお客様がいる。早く元通りになるように努力する」と前を向いた。

 お茶や落花生などを販売する茶太閤白井園では、包装材やショーケース内の商品が浸水した。従業員の女性は「なんとか元通りの状態にしたい」と黙々と棚や商品の拭き取り作業に取り組んできた。

 待ちわびたアスモ営業再開の知らせに市民も安ど。自転車で買い物に来ていた女性(80)は「いろんなお店が入っているので重宝していた。いつから再開するのか心配だったので、うれしい」と笑顔。

 10月29日に営業を再開していたホームセンターに買い物に訪れた女性(76)は、毎日のようにアスモに足を運ぶ常連客で「野菜や魚が新鮮で、店員さんもみんな親切。待ち遠しい」と声を弾ませていた。


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