ヤギやカピバラ ベビーラッシュ アロハガーデンたてやま 小さな命復興の希望に 【台風15号 被災地はいま】

子ヤギを抱きかかえる長瀬さん=館山市のアロハガーデンたてやま
子ヤギを抱きかかえる長瀬さん=館山市のアロハガーデンたてやま
9月に生まれたカピバラたち
9月に生まれたカピバラたち

 館山市の動植物園「アロハガーデンたてやま」で、カピバラやヤギなど動物たちのベビーラッシュが続いている。相次ぐ台風で来場者減が続く千葉県内観光地が多い中、同園では小さな命が復興への希望の光となっている。

 台風15号では停電が続いた上、温室のガラスが多数割れ、1週間の休業を余儀なくされた同施設。カピバラは8月にも3匹生まれていたが、台風15号が通過した翌日の9月10日早朝、新たに2匹が誕生。同月26日朝にさらに1匹生まれた。同日にはヤギも産気づき、雌雄計2匹が誕生した。

 雄の子ヤギは当初、立ち上がることができず、動物病院でも「危ない」と言われたが、スタッフが連日、子ヤギたちが住むバックヤードに泊まり込み、懸命に世話をし、徐々に歩けるように。台風19号も無事乗り切った。

 子ヤギたちは年始ごろにお披露目予定だが、赤ちゃんカピバラは公開中。年始ごろに触れ合いイベントなどに参加するという。カピバラ目当てで来場者も増えているといい、動物スタッフ、長瀬智帆さん(20)は「この子たちに助けられた分、自分たちがしっかり世話をしたい」と語った。


  • LINEで送る