「司法地域格差」是正へ 来月12日、船橋でサミット 「京葉地域に裁判所支部を」

  • LINEで送る

サミット開催の告知会見に、田中真紀子と蓮舫の両議員に扮(ふん)した「ザ・ニュースペーパー」の2人が乱入。「朝霞の公務員宿舎より先に造った方がいい」と、時事ネタを織り交ぜて裁判所支部の必要性を訴えた=船橋市役所
サミット開催の告知会見に、田中真紀子と蓮舫の両議員に扮(ふん)した「ザ・ニュースペーパー」の2人が乱入。「朝霞の公務員宿舎より先に造った方がいい」と、時事ネタを織り交ぜて裁判所支部の必要性を訴えた=船橋市役所

 京葉地域(船橋市、市川市、浦安市)に裁判所支部の設置を呼び掛ける「首都圏弁護士会支部サミットin船橋」が11月12日、船橋市内で開催される。主催の県弁護士会京葉支部は「これだけ人口の多い地域で、地裁・家裁支部がないことは全国的にも特殊。地域司法の格差是正の観点から設置が必要」と主張。サミットをきっかけに問題を広く周知する考えだ。

 同京葉支部によると、人口約125万人を抱える京葉地域には、千葉家裁市川出張所と市川簡易裁判所があるのみ。訴額140万円を超える民事訴訟事件や破産・再生事件などは千葉市中央区内の地裁本庁で、人事訴訟事件や少年保護事件なども同所の家裁本庁で行う必要がある。

◆常駐裁判官なし
 扱える事件が限られているとは言え、同出張所の家事事件と家事調停事件の新受件数は年間7750件(2009年)に上る。このうち家事調停は水戸や宇都宮、静岡、長野、新潟など他県の家裁本庁の件数を超えているにもかかわらず、常駐裁判官は1人もいないという。

 船橋市内に事務所を置く大家浩明弁護士は「常駐がいない同出張所には毎日1人の裁判官が本庁などから出向くが、1日当たり32件の新しい事件が配点され、継続事件も含めると多忙さは想像を超える。司法基盤が物的にも人的にも不十分・未整備だ」と深刻な現状を指摘する。

◆コントグループも
 当日は、パネリストに市川調停協会会長の阿多真人さんや横浜弁護士会相模原支部初代支部長の谷口隆良さんらを迎え、時事ネタを得意とするコントグループ「ザ・ニュースペーパー」も登場して問題を分かりやすく解説する。

 会場は船橋市本町1のフェイスビル6階「きららホール」で、午後2~5時。入場無料。問い合わせは同京葉支部、電話047(431)7775。