2019年7月21日 05:00 | 無料公開

雄馬が神社の石段を駆け上がり、拝殿に踊り込む神事「神馬(おめし)」が20日、君津市人見の人見神社の祭礼で奉納された=写真。
浜の大漁とおかの豊作を祈願し、350年以上続く市無形民俗文化財。神様が「お召し」になる馬というのが名前の由来で、雄馬が石段を駆け上がった後、拝殿内を東回りに滞りなく回った年は大漁と豊作になるとされる。
氏子や観衆が見守る中、雄馬は長さ約3・6メートルの鼻竿持ち、口取りの若者たちとともに、神社の鎮座する人見山ふもとの石段約20段を一気に上り切った。
同神社に代々仕える社家の10代目、鳥居正寛さん(68)は「神馬が右に3回、きれいに回ったので、浜は豊漁、おかは満作になるだろう」と話していた。
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