極めて高精度な東日本沿海図 香取・伊能忠敬記念館 【月刊ほぼ実物大ニュース】

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伊能忠敬記念館で展示されている、千葉県などが記された「東日本沿海図」
伊能忠敬記念館で展示されている、千葉県などが記された「東日本沿海図」
伊能忠敬に関する史料を紹介している「伊能忠敬記念館」=香取市
伊能忠敬に関する史料を紹介している「伊能忠敬記念館」=香取市

 香取市ゆかりの偉人で、江戸時代後期に日本国中を測量して回り、初めて実測による日本地図を作った伊能忠敬。伊能図などの呼び方で知られる「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」は極めて高精度で、欧米でも高く評価された。

 伊能忠敬記念館で展示されている、千葉県などが記された「東日本沿海図」(縮尺43万2千分の1)=写真=は、1804(文化元)年に完成した。この地図の出来栄えを江戸幕府の首脳部が絶賛し、忠敬を幕臣に登用。以後の測量は幕府の正式な事業となった。

 忠敬は昨年5月に没後200年を迎え、市内では式典開催や銅像建立で祝われた。地図作りは歴史の中でもスポットを浴びにくく、決して派手ではないかもしれないが、忠敬が残した功績は大きい。唯一無二の存在として、今後も市内外に偉業を発信してほしい。