「レトロバス」どうなる? 07年に4500万円で製作 来年3月、赤字で委託運行終了へ

運行終了方針が決まった成田市の観光循環バス。レトロ調の独特の車体が今後活用されるかは未定だ=成田空港内
運行終了方針が決まった成田市の観光循環バス。レトロ調の独特の車体が今後活用されるかは未定だ=成田空港内

 成田市は、成田空港と市内を結ぶ委託運行の観光循環バスを来年3月末で終了する方針を決めた。同バスは、明治から昭和初期に同市の成田山新勝寺と宗吾霊堂を結んだ「成宗(せいそう)電車」をモデルにした専用車両(1台)を使用。県の補助金も活用し市が4500万円をかけ製作した。「レトロバス」の愛称で親しまれながらも、運行開始から5年で任務を終える独特の車両が、今後どうなるかは未定だ。

 同バスは、市が千葉交通に委託し、2007年3月から運行。成田空港第1、第2ターミナルと成田山新勝寺やJR成田駅、商業施設のイオンモール成田などを1日7便巡回する。中学生以上の運賃は200円。

 しかし、乗車率は当初見込みを大きく下回って運行経費の赤字補てんが膨らんだこともあり、市は、12年3月末に期限を迎える現行の運行委託契約を延長しない方針を決定。

 市観光プロモーション課によると、新車として製作され、所有権は契約時から千葉交通が持つ。千葉交通は「来年3月以降どうするのかは現時点では決まっていない」としている。


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