4保育・幼稚園で除染へ 積算線量測定結果を公表 我孫子市

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除染作業で園庭表土を集める作業員=27日、我孫子市の湖北保育園
除染作業で園庭表土を集める作業員=27日、我孫子市の湖北保育園

 我孫子市は27日、市内の小中学校と保育園、幼稚園全47施設で9月1~26日に計測した放射線の積算線量の結果をまとめ、発表した。同線量は個人が期間中に受けた放射線の総量。各校の教職員が測定機器を身に着け計測した。計測値から年間の放射線量を推計したところ、年0・482~1・270ミリシーベルトだった。市は数値が高かった4保育・幼稚園で除染作業を実施していく。星野順一郎市長は「大騒ぎする数値ではないが、市民の不安を払しょくするのが一番大事」と話した。

 測定は市内の小中学校計19校、保育・幼稚園計28園で実施。屋外での活動や運動量が多い児童と生活範囲が似ている各校教職員が、電子式個人線量計をほぼ1日中、腰の高さに装着して計測した。

 同市は8月、「放射能対策に関する我孫子市の基本的な考え方」を策定。その中で、小中学校や保育・幼稚園などの放射線量は年間1ミリシーベルト以下を目指すと定め、放射線量の比較的高い施設を中心に低減策に取り組んでいる。

 今回の測定で年間の推計が1ミリシーベルトを超えたのは1施設のみだった。ただ、この施設について市は「1日だけ突出して数値が高い日があった。計測器が不具合を起こした可能性もある」としている。