佐原張子マイスターになろう! 半年かけ市民が挑戦へ 文化庁事業

鎌田芳朗さん(右)の工房で行われた「佐原張子」の体験教室。この日開校式が行われ、来年3月までの日程で行われる=24日、香取市佐原イ
鎌田芳朗さん(右)の工房で行われた「佐原張子」の体験教室。この日開校式が行われ、来年3月までの日程で行われる=24日、香取市佐原イ

 香取市佐原地区に伝わる千葉県の伝統的工芸品「佐原張子(はりこ)」の体験教室が25日、同市内に開校した。体験教室は、文化庁の本年度の「文化遺産を活(い)かした観光振興・地域活性化事業」に指定された事業で、一般市民を対象に、張り子の型作りから絵付けまでを、来年3月まで計8回の日程で指導する。

 佐原張子は、木と石を混ぜた粘土で作った型の上に、和紙を重ね張りし、絵の具などで仕上げた地域を代表する郷土玩具。老舗だるま店「三浦屋」の職人、鎌田芳朗さん(76)の祖父が考案。19歳で張り子職人としての道を歩み始めた鎌田さんが、今日まで伝統の技を守り抜いている。

 開校式では「佐原はりこを継承する会」の金田俊一会長(58)が「佐原張子の全てが分かる工程になっている。この張り子のマイスターになってほしい」と呼び掛けた。鎌田さんも「今までは時間などの制約で、絵付けしかできないことが多かった。少しでも興味を持ってもらえたら」とあいさつした。


  • LINEで送る