2019年1月20日 05:00 | 無料公開

商品見本を持つ磯野船団長(左)とメーカーの担当者=勝浦市
勝浦市のご当地グルメ、勝浦タンタンメンの風味を生かしたポテトチップスが完成した。袋を開けるとごま油の香りが広がり、ラー油たっぷりのしょうゆスープ味は辛さ控えめで再現した。21日から「千葉の味」として関東地方で販売される。
勝タンは半世紀ほど前から漁師や海女が海の仕事で冷えた体を温めるために食べた。菓子メーカー「カルビー」が、47都道府県で地元ならではのポテトチップスを開発するプロジェクトに取り組んでおり、インターネットで公募。「千葉の味」に選ばれた。
市民団体「熱血‼勝浦タンタンメン船団」が2013年にまちおこしイベント「B-1グランプリ」で入賞した際に勝タンは既にポテトチップス化されていたが、今回はマイルドな辛さに調整し、うまさを引き出した。
パッケージにもこだわり、表面には赤い朝焼けに波しぶきが立つ勝浦の海を描写し辛い味わいを表現。裏面では2月22日から始まるビッグひな祭りを紹介する。
市役所で賞品発表会があり、商品開発に関わった同団の磯野典正船団長は「われわれの思いが詰まっている。勝浦の魅力が伝えられる」とあいさつした。
オープン価格で120円前後での販売を想定。