イノシシ食べ亥(い)い年に 1月2、3日 うどんや鍋販売 千葉市動物公園

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1月2、3日に販売される「猪肉うどん」(千葉市動物公園提供)
1月2、3日に販売される「猪肉うどん」(千葉市動物公園提供)

 イノシシ食べて亥(い)い年に-。千葉市動物公園(千葉市若葉区)は1月2、3日、亥年の正月企画として園内の飲食店でイノシシ料理を販売する。うどんや鍋を両日とも数量限定で用意。イノシシの肉を味わうだけではなく、野生動物との共存を考える機会になればと企画した。

 同公園は毎年、干支(えと)にちなんだ正月イベントを計画。戌(いぬ)年の今年は、秋田犬をモチーフにしたジェフ市原・千葉のマスコットを招きPK大会を開いた。「犬と同じでイノシシも飼育していない」と来年のイベントにも悩んだ末、目を付けたのが食材としてのイノシシだ。

 同公園によると、県内ではイノシシによる農業被害が拡大し、駆除されるイノシシも増加。一方で食肉としての利用は一部にとどまっている。同公園の担当者は「保護や展示を行う動物公園と相反するとの考えもあるが、イノシシを食材として再発見してもらうとともに、地域の野生動物との関係を考える機会にしてほしい」と、イノシシ料理を振る舞うことを決めた。

 森のレストランで販売する「猪肉うどん」(800円)はしょうゆ味の濃いめのつゆに、ゆずをトッピング。中央売店の「いのしし鍋汁」(350円)はみそ仕立てで県産野菜がたっぷり入る。BBQコーナーではパック入りの生肉(100グラム、500円)をメニューに加えた。いずれも午前9時半の開園から発売し、なくなり次第終了する。

 各料理のイノシシ肉は茂原市農政課の協力を受け、同市内で駆除された2頭分を使用。同担当者は「臭みもなく、硬くもない。おいしい」と太鼓判を押した。

 同公園ではこの他、ライオンのぬいぐるみなどが当たる初夢抽選会(2日)や人気動物の缶バッジプレゼント(2、3日)などの正月企画を準備している。問い合わせは同公園(電話)043(252)1111。