希少サメ「メガマウス」世界初の全身骨格標本 鴨川シーワールド、12月公開

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昨年5月に館山沖で見つかったメガマウスザメ(鴨川シーワールド提供)
昨年5月に館山沖で見つかったメガマウスザメ(鴨川シーワールド提供)

 鴨川市の鴨川シーワールドは12月7日、昨年5月に館山沖で見つかったメガマウスザメの全身骨格標本を同館ロッキーワールド地階で一般公開する。世界的に捕獲例が少なく、全身骨格標本の作製は世界初。同館担当者は「ぜひ足を運んで、大きさを体感して」と話している。

 メガマウスザメは昨年5月22日、館山市洲崎沖の定置網で生きたままの状態で見つかった。体長約5・4メートル、体重1・2トンの雌で、捕獲は世界で111例目、国内で22例目。捕獲後間もなく死亡したが、研究のため同館で引き取っていた。

 これまでメガマウスザメの全身骨格標本の作製は、個体の希少性や骨の扱いの難しさなどから成功事例はなかった。同館によると、サメの生態学を専門とする北海道大学の仲谷一宏名誉教授や水産資源の標本作製業務などを行う「吉田生物研究所」(京都市)と協力し、特殊な技術を使って約9カ月で標本を作製させたという。

 翌日12月8日午後0時半からは、同館マリンシアターで仲谷名誉教授によるメガマウスザメの特別講演が開かれる。担当者は「世界で初めての大変珍しい標本。ぜひ足を運んで、大きさを体感してほしい」と話している。

 入園料は大人2800円、子ども1400円、65歳以上2200円。問い合わせは同館(電話)04(7093)4803。