房総通リズム春の観光特集2024

家庭的環境で養育を 市、民間の力で担い手確保 【縁を結んで ちば里親制度の現場から】(上)

 「ささいなことからの親子げんかはしょっちゅう。でもすぐ仲直りできる」。耳にピアスを着けた20代の彼女=市内在住=は返答に困ると、隣に座る女性(63)に視線を送る。女性は励ますような視線を返す。彼女は里子、女性は里親。2人に血のつながりはない。

◆3歳未満は75%へ

 虐待や養育困難、死別などさまざまな事情から実の家族と暮らせない子ど ・・・

【残り 1489文字、写真 1 枚】



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