ロボが荷物“配達” マンション玄関先まで 千葉市でドローン宅配リレー

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地上配送ロボットとドローンを前に報道陣の質問に答えた熊谷千葉市長(中央)ら=24日、千葉市美浜区
地上配送ロボットとドローンを前に報道陣の質問に答えた熊谷千葉市長(中央)ら=24日、千葉市美浜区

 小型無人機「ドローン」を使った千葉市などの宅配システム実証実験で、マンション各部屋へ荷物を配送するデモンストレーションが24日、同市美浜区の若葉地区で行われた。3回目となった今回は、課題になっていた玄関口までの配送に挑戦。空から運ばれた荷物を円筒形の地上配送ロボット(高さ約92センチ、最大直径51センチ)が受け取り、マンションの1室へと無事に“配達”した。

 実証実験は高層マンションの居住者がスマートフォンのアプリで商品を注文した場合を想定。ドローンと屋内用の地上配送ロボット「Relay」(Savioke社開発)が初めてコラボした。

 ドローンは同区の緑地を出発し、配送先のモデルルーム「幕張ベイパークマンションミュージアム」に到着。上空から荷物をゆっくりと降ろした。今回は担当者の手で積み替える必要はあったが、同ロボットは荷物を託されるとエレベーターを使って目的の部屋まで自動走行。スマートフォンを通じて到着を居住者に知らせ、無事に荷物を送り届けた。

 同市は国や楽天などの企業、千葉大学名誉教授でドローン研究者の野波健蔵氏らと連携し、2019年度までのドローン宅配システム実現を目指している。

 熊谷俊人市長は報道陣に対し「実現に一歩近づいたが、課題はまだ多い。今後も実証実験をしやすい環境をつくっていきたい」と発言。野波氏は「実際の利用をイメージしやすい実験ができた。物流の無人化に世界の先陣を切って取り組む」と力を込めた。