アクアコイン本格運用 経済活性化へ10月から 行政ポイントも予定 木更津

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アクアコインの実証実験初日にパンを購入する君津信組の宮沢理事長=3月28日、木更津市
アクアコインの実証実験初日にパンを購入する君津信組の宮沢理事長=3月28日、木更津市

 君津信用組合などは、木更津市内で利用可能な電子地域通貨「アクアコイン」の本格運用を10月1日から始めると発表した。地域外への資金流出を防ぐ“お金の地産地消”を実現させ、木更津経済の活性化につなげる狙い。今年3~6月に実証実験を行っていた。

 同コインは、スマートフォンで専用アプリ(無料)をダウンロードしてコイン(1コイン=1円)をチャージし、加盟店でQRコードを読み込むと商品を購入できる仕組み。君津信組と木更津市、木更津商工会議所の3者連携で運用する。

 君津信組などによると、同信組の本店と支店15窓口でチャージできるほか、10月15日以降、木更津駅前の観光案内所とイオンタウン木更津朝日に自動チャージ機を置く。

 運用開始を記念し、チャージ総額が1億5千万円に達するまで、チャージ千円につき3%のポイント(1ポイント=1円)を贈呈するなど、キャンペーンを展開し利用を促す。

 行政と連携するのが特徴で、来年度中には、ボランティア活動などに参加した市民に市が行政ポイント(同)を付与する仕組みを導入する予定。2020年度以降は、買い物だけでなく、公共施設使用料や証明手数料に行政ポイントを使えるようにしたいという。市は、同コインでコミュニティーの活性化を促したい考えだ。

 9月25日時点の加盟店は飲食、理容、ホテルなど317店で、利用予約は3553人。同信組の宮沢義夫理事長は「多くの人に利用してもらうため、多数の店舗が加盟することが最も重要」と説明し、加盟500店、利用者1万人を目標に掲げた。渡辺芳邦市長は「郷土愛ある人がアクアコインを選択してもらえるよう啓発したい」と展望した。

 3月28日~6月24日に実施した実証実験では、203店舗が加わり、同信組や市職員ら901人が利用。消費金額は目標の3千万円を上回る4150万円で、システムに不具合はなかったという。