海浜幕張駅、喫煙所10月9日に開設  千葉市、歩きたばこ防止で

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千葉市がJR海浜幕張駅近くの高架下に設置する喫煙所(イメージ、市提供)
千葉市がJR海浜幕張駅近くの高架下に設置する喫煙所(イメージ、市提供)

 路上喫煙とポイ捨ての防止へ、千葉市はJR京葉線海浜幕張駅(千葉市美浜区)近くの高架下に喫煙所を10月9日に開設する。路上喫煙率や吸い殻などのごみ散乱実態を調べる実証実験で、2年間をかけて効果を検証する。市が喫煙所を設置するのは初めて。

 市は条例で同駅と千葉(東口)、稲毛、蘇我のJR計4駅周辺を路上喫煙とポイ捨ての取り締まり地区としており、違反者にはその場で過料2千円を科している。4駅の中で海浜幕張駅は、2020年東京五輪・パラリンピックの会場になる幕張メッセの最寄り駅で国内外から多くの観光客が訪れる上、近くに文教地区があり学生の利用も多いことなどから、実証実験の実施地区に選んだ。

 喫煙所は広さ28平方メートル(8メートル×3・5メートル)で、高さ約3メートルのついたてで囲まれている。煙は6台の送風機で外部に排出。入り口は人が入りやすい一方、煙が出にくいクランク式を採用した。24時間利用できる。設置費用はJTが負担する。

 実験期間は2年間を予定しており、路上喫煙率の他、取り締まり件数や喫煙所の利用者数なども調べる。市廃棄物対策課は「路上喫煙を1件でも減らしたい。効果を確認して、他の取り締まり地区にも喫煙所を設置するか検討する」としている。

 市は2011年1月に路上喫煙・ポイ捨て防止条例を施行し、同年7月から過料の徴収を開始。12年度2814件だった取り締まり件数はここ数年、千件を切っており、17年度は959件だった。取り締まり地区での路上喫煙率も減少したが、依然市民からは路上喫煙などたばこに関する苦情が絶えないという。