全小中にエアコン整備 市原市950室、来夏運用へ

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 市原市の小出譲治市長は22日、臨時に記者会見を開き、夏の暑さ対策として、市立小中学校全63校の特別支援教室を含む普通教室など950室にエアコンを整備すると発表した。来夏から使用できるよう、来年度までの継続事業費として32億7300万円を9月補正予算案に計上する。

 市によると、当初は来年度に整備方針を打ち出す予定だったが、県外で熱中症による児童の死亡事故が起きたことに加え、記録的な猛暑を受けて市議会や保護者らから強い要望があり、整備の前倒しを決めた。

 小学校の普通教室20室では、環境面の配慮からすでにエアコンが設置されており、今回対象となるのは特別支援教室を含む普通教室が856室。これに伴い、普通教室のエアコン設置率は100%になる。残る94室は特別教室で、既存のエアコンを更新する。

 整備は、工期の短縮に加え、国庫補助金の活用が期待できる設計・施工一括発注を公募型プロポーザル方式で行う。補正予算成立後に業者を選定し、市議会の議決を経て本契約。続いて設計と施工を進め、来夏の運用開始を目指す。

 小出市長は「猛暑は年々過酷さを増し、対策を講じなければ子どもたちの健康被害を招きかねない状況。安心して学べる環境の整備を最優先とすべきと考えた」と述べた。