やぐら盛りの鶏天丼 地元野菜になめろう天も なじみ(袖ケ浦) 【今夏も房総スタミナ飯】(7)

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名物ののぼり鶏天丼を提供する真田さん=袖ケ浦市
名物ののぼり鶏天丼を提供する真田さん=袖ケ浦市
2013年に移転開業した居酒屋食堂なじみ
2013年に移転開業した居酒屋食堂なじみ

 袖ケ浦市下泉の居酒屋食堂「なじみ」の一押しメニューは、長さ約18センチの鶏天3本をやぐらのように盛り付けた「のぼり鶏天丼」(税込み880円)。袖ケ浦産の季節野菜と近くの養鶏場で取れる卵、なめろうを天ぷらにしてトッピングした、食欲そそる逸品だ。

 市内出身の店主、真田一也さん(55)は31歳の頃に脱サラし、同市長浦地区に居酒屋を開店。約20年間、店を切り盛りした後、2013年に昼食をベースにした現在の店を自宅近くに構えた。

 移転をきっかけに何か名物を作ろうと考案したのがのぼり鶏天丼。当初、丼にのせたのは鶏天のみだったが、飲食店向けのセミナーに出席したり、フードコーディネーターから助言を得たりして、約1年半前から地元産品を取り入れる今の形に落ち着いた。

 県外の観光客が求める房総の郷土料理・なめろうを大葉と共に天ぷらにし、玉ねぎやオクラといった袖ケ浦産の野菜、濃厚で弾力ある高品質の卵を加えたことで、女性にも客層が広がった。

 店ではこのほかにも、地元のはちみつと卵を使ったデザート「カタラーナ」、市が開発した米粉を用いた「アボカド揚げ」など、地産地消のメニューが並ぶ。近くのテーマパーク・東京ドイツ村の観光客ら県外の常連客もできたという。

 真田さんは「袖ケ浦の農産品はすごく味が良く、全国でもレベルが高いと思う。地元のものを使ったおいしい料理を提供したい」と笑顔を見せた。

◇店舗情報

 営業時間は昼が午前11時半~午後2時半、夜が午後5~10時(土曜のみ11時まで)、月曜定休、火曜は昼のみ営業。のぼり鶏天丼は昼限定。ランチメニューはほかに、アジフライ定食やマグロ漬け丼などがある。袖ケ浦市下泉574の1、(電話)0438(75)5833。