平成最後の皇室献上 姉崎いちじく60個選定 市原・相川さん一家「生きがい」

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平成最後の献上に向けて準備を進める相川さん一家=市原市
平成最後の献上に向けて準備を進める相川さん一家=市原市

 市原市姉崎の農家、相川譽夫さん(77)一家が丹精込めて栽培した特産品「姉崎いちじく」が17日、今年も市内の企業を通じて皇室に献上された。天皇陛下の退位に伴い、平成最後の節目を迎えた一家は「献上は私たちの生きがいだった」などと喜びを語った。

 市の特産品として親しまれ、市場でも高い評価を得る姉崎いちじく。相川さんによると、今年は雨不足の影響で果実はやや小さめとなったが、太陽の恵みを受け、甘みがたっぷりと蓄えられたという。

 献上に先立ち、相川さんは妻の敏子さん(75)と長男の秀樹さん(47)と一緒に収穫作業に臨み、全体が締まっていてつやが良く、先端が少し割れて食べ頃を迎えた60個を選定。次に新調した化粧箱4箱を並べ、1箱に15個ずつ敷き詰めていった。

 半世紀前の先代の時代から献上に携わってきた相川さんは「平成の最初から最後まで献上を続けることができた。うれしく思う」と感慨深げ。来年4月30日の退位を控える天皇陛下には「これからも健康に留意していただきたい」と思いを寄せた。