リュウゼツラン開花 山武の越川さん方60年に一度

  • LINEで送る

するりと伸びた茎の先に咲いた黄色い花を見上げる越川さん夫妻=山武市
するりと伸びた茎の先に咲いた黄色い花を見上げる越川さん夫妻=山武市

 60年に一度しか見られないという「リュウゼツラン」の花が、山武市実門の越川忠行さん(79)方の庭で咲いた。竹のように細長く伸びた茎の先端に黄色い花が点々。一生に一度の珍事に立ち会おうと、周辺住民らがカメラ片手に連日足を運んでいる。

 52年前、妻、節子さん(77)が近所でもらってきた50~60センチほどの小さな株を植えたのが始まり。冬季にも特に管理はしなかったというが、株が分かれるように少しずつ成長し、今ではアロエのような肉厚の葉が直径1メートルほどに張り出している。

 「この数十年間、何だかよく分からず邪魔なので、そろそろ抜いてしまおうと考えていた」(節子さん)矢先の5月半ば過ぎ、株の中から1本の茎がするすると伸び、目の前にある平屋の屋根ほどの高さに。先月24日には最初の花が開花した。

 思いがけない出来事に節子さんは「今日はいくつ咲いたかな、と毎日見上げて楽しみにしている」と満面の笑顔。忠行さんは「他の株も育っているので孫の代まで大切にしたい」と60年後へ期待を込めた。

 3日現在、まだつぼみがあり、今後さらに開花するとみられる。問い合わせは越川さん(電話)0475(89)0489へ。