イセエビ初水揚げ 昨年大幅に上回る1360キロ いすみ大原漁港

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高級食材として定評のある大原のイセエビ。初水揚げの2日は早朝からにぎわった=いすみ市の大原漁港
高級食材として定評のある大原のイセエビ。初水揚げの2日は早朝からにぎわった=いすみ市の大原漁港
イセエビと同じ解禁日で初水揚げされたサザエ
イセエビと同じ解禁日で初水揚げされたサザエ

 いすみ市の大原漁港で2日、今月から漁が解禁となったイセエビが初水揚げされた。漁港の選別台では赤紫色の豪華な姿が勢いよく飛び跳ね、初日は昨年を大幅に上回る約1360キロが揚がった。

 イセエビは6、7月が禁漁。今月1日午後1時、市内3漁港から出漁した計55は、漁港に近い沖合に形成される好漁場の岩礁地帯「器械根」などを目指した。卯栄丸の荘司雄一船長(38)は、弟の哲也さん(36)、母親の洋子さん(61)と一緒に乗り込み、大原漁港近くに刺し網を16カ所仕掛けた。

 網は2日未明に引き揚げられた。漁港に運び込まれたイセエビは、漁協職員らの手によって選別されていった。重さ約200~250グラム台が中心で、中には約500グラムの大物も。約30キロの成果があった渡辺頼広さん(50)は「今年はよく捕れた。このペースが続けば」と笑顔で話した。

 初水揚げ量は約1360キロで、昨年の約367キロを大幅に上回った。落札額は1キロ平均5500円。夷隅東部漁協は「海況がよかったこともあり、初日は昨年に比べ豊漁で、この価格が付いた」と説明した。

 同市は国内有数のイセエビの産地で、昨年度はシーズンで約39トンを水揚げ。高品質、高級食材として県の「千葉ブランド水産物」としても定着している。このうち、潮の流れが速い器械根産はさらに美味とされ、市の「いすみブランド」に認定されている。

◆港の朝市でイベント

 同漁港を会場に行われる「港の朝市」では5日から10月7日までの日曜日にグルメイベント「イセエビまつり」を開催する。販売をはじめ、イセエビが当たるイベントを用意。今月11日の夕市でも企画される。問い合わせは港の朝市運営委員会(電話)0470(62)1191。

◆サザエは245キロ

 この日はサザエ漁も解禁となり、約245キロが初水揚げされた。

 同じく器械根産は「いすみブランド」として高値で取引されるケースが多い。