廃校舎活用の宿、完成 住民交流の拠点にも 長南・旧西小

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職員室を改修したカフェも営業を開始し、多くの人でにぎわった=1日、旧長南町立西小学校
職員室を改修したカフェも営業を開始し、多くの人でにぎわった=1日、旧長南町立西小学校

 昨年3月に廃校となった旧長南町立西小学校を活用した宿泊施設「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」が完成し、1日に開業式典が開かれた。地元住民の交流拠点としても利用される計画で、関係者が地域活性化につながると期待を込めた。

 総合情報サービス業のマイナビ(東京都千代田区、中川信行社長)が、町から無償で旧校舎を借り受けて宿泊施設を運営する。主に企業の研修や学生の合宿といった団体客向けで、最大84人まで宿泊できる。同社が廃校を利用して事業展開するのは初めて。

 同社は校舎の一部を改修して宿泊室と浴室、カフェなどを整備した。地域交流棟には図書室、キッズルーム、ベビールームなどがあり、地元住民も利用できる。原則10人以上で宿泊でき、既に予約が相次いでいるという。同社では今後、外国人観光客の誘致や地元の農業振興といった分野にも力を入れて「過疎のまち」の地域活性化に協力する方針を示している。

 式典で中川社長は「都心に近く緑が多い環境を生かしながら、地域活性化に取り組みたい」とあいさつ。平野貞夫町長は「たくさんの人を長南に呼び込んでもらえると期待している」と述べた。

 町では昨年3月、統合により町立4小学校(東、西、長南、豊栄)が閉校。町は維持管理費の軽減を図るため旧学校施設への企業誘致を進めており、学校跡地を活用した事業が始まったのは旧東小に続き2例目となった。