幕張を「カレーの街」に 東京五輪へ飲食店結束 ご当地ゆかりの芋使用

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幕張カレー会が開発した「幕張芋神様カレー」
幕張カレー会が開発した「幕張芋神様カレー」
「カレーで街がにぎわえば」と期待する中華料理店「芳葉」の今野さん=花見川区
「カレーで街がにぎわえば」と期待する中華料理店「芳葉」の今野さん=花見川区

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、幕張をカレーの街に-。JR幕張駅周辺など幕張地区の飲食店有志が「幕張カレー会」を結成し、人気料理を起爆剤にした地域活性化に取り組んでいる。ご当地レトルトカレーの開発に続き、同会の11店がカレーに関するメニューの提供を始めた。目指すはカレーの食べ歩きができる街。同会の担当者は「『カレーといえば幕張』と言われるようになりたい」と意気込む。

 同会が発足したのは2016年末。幕張地区の地域情報を発信するブログコミュニティーサイト「マクスタ」を通じて地元飲食店などが交流していく中で、「幕張らしい土産物を」「食べ物で街おこしができないか」との話が持ち上がった。

 目を付けたのが世代を問わず愛されているカレー。同サイト企画・運営の責任者、宮地香緒里さん(40)は「幕張は新しい街と古い街があり国際色豊か。住民の年齢層も幅広く、食に例えるといろいろな具材が入ったカレーではとなった」と振り返る。カレーで幕張地区の街、店、人を活性化しようと動き始めた。

 ご当地レトルトカレーの主役はサツマイモに決定。江戸時代にサツマイモを広めた青木昆陽を祭る昆陽神社が地区内にあるからだ。名付けて「幕張芋神様カレー」は4種類のフルーツをベースにサツマイモの自然な甘さとゴロッとした食感、そしてスパイスを利かせた大人向きの中辛。サツマイモの紫を採用するなど、外装にもこだわった。

 17年5月に発売した第1弾は完売。今年5月に第2弾2千食分の販売を、JR幕張本郷駅近くのビジネスホテル「メイプルイン幕張」などで始めた。

 カレーを使ったメニューを提供する加盟店は当初の4店から11店に拡大。それぞれが工夫を凝らしたメニューを提供している。中華料理店「芳葉」=花見川区=の今野忍さん(47)は「通常のメニューと異なる食感を」とドライカレーチャーハンなどを考案。客の評判は上々という。「周辺の商店街もシャッターを下ろしたままの店が多くなってきた。加盟店が増えて、地区が盛り上がってほしい」と期待する。

 「カレーはさまざまなジャンルの料理で応用ができる。今後、会の統一感を出せるメニューを考えられれば」と宮地さん。11店はJR幕張、同幕張本郷駅周辺が中心だが、幕張新都心周辺の飲食店にも参加を呼び掛けていくつもりだ。

 思いの先にあるのは2020年東京五輪・パラリンピック。「カレーは外国人にも受け入れてもらえると思う。幕張をカレーの食べ歩きができる魅力的な街にして、国内外の観光客に幕張を巡ってもらいたい」と希望している。

 同会の問い合わせはマクスタ(電話)043(275)6611。