最後のライブ感謝の熱唱 音楽発信の場閉店へ 旭

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最後のライブイベントで熱唱する小安さん(左から2人目)=12日夜、旭市のバー「ガンボ」
最後のライブイベントで熱唱する小安さん(左から2人目)=12日夜、旭市のバー「ガンボ」

 地元アマチュア音楽家らの発表の場として約17年間親しまれた千葉県旭市のバー「ガンボ」が閉店することになり、12、13両日、ラストライブが開かれた。マスターの小安直人さん(47)=匝瑳市=もステージに立ち、感謝を込めて熱唱した。

 ガンボは2000年8月に開店し、半年後くらいから店内でライブが開かれるようになった。小安さんはかつて都内などでバンドのボーカルとして活動しており、「地元のバンドが活躍できる場所をつくりたい」と始めた。

 アコースティックギターの弾き語りやロックバンドの演奏、ヒップホップのラップなど、さまざまなジャンルの音楽を発信。同店に通っていたミュージシャンの中からは、AKB48の楽曲に参加するプロのギタリストも輩出した。

 しかし、地域の若年層が先細りする中、バーの利用客が減少。閉店を決意した。

 ラストライブには「WLU」や「ヘブンズキッチン」など常連のアーティストが多数参加。自ら出演した小安さんは「この場所はみんなでつくり上げてきた」と思いを語り、涙を流す観客の姿も見られた。

 08年、常連客とともに立ち上げた旭市の軽音楽の祭典「ライブキング」は、今後も年1回、継続方針。小安さんは「旭の音楽シーンを盛り上げる『遊び場づくり』が次の目標」と前を見据えた。

 同店は19日まで営業(18日は休業予定)。最終日はマイクロドローンを使ったイベントを開催する。問い合わせは同店(電話)0479(62)8355。