年越しそば召し上がれ 佐原高OBら メンバー高齢化、最後の提供

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出来たての年越しそばを求めて境内に長蛇の列ができた=31日、香取市牧野の観福寺

 香取市のそば打ち愛好家グループ「香取そばの会」が31日、日本厄よけ三大師の一つとして知られる観福寺(同市牧野、田中量信住職)で、縁起物の年越しそば約300人分を振る舞った。メンバーの高齢化などで今回が最後という。

 同グループは、地元の千葉県立佐原高校を1972年に卒業したOBらで構成。年越しそばの振る舞いは地域貢献を目的にした試みで、15回目を数える。活動に賛同した同窓生の田中住職が境内を提供してきた。

 境内には出来たての味を求め、昼前から長蛇の列ができた。メンバーは北海道産のそば粉を使った生地を延ばしたり切ったりする作業を実演。具材たっぷりのけんちん汁とともに、打ちたて、ゆでたてで訪れた人をもてなした。

 祖母の家に遊びに来た習志野市立藤崎小学校6年の松村一希君(11)は「温かくておいしかった。ロボット教室に通っているので、新年は良いロボットをたくさん作りたい」と笑顔だった。

 同グループの籾山富永会長(64)は「皆さんに愛され、張り合いを持って毎年、年越しそばを作ってきた。良い1年を過ごしてほしい」とラストイベントに感慨深げ。田中住職は「そばのように細く長く続けてくれてありがとう」と感謝していた。