冬空に燃え盛る炎 成田山新勝寺でお焚き上げ 成田【師走スケッチ2017】

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山伏姿の僧侶たちが、燃えさかる炎に次々とお札を投げ入れた=28日、成田市の成田山新勝寺
山伏姿の僧侶たちが、燃えさかる炎に次々とお札を投げ入れた=28日、成田市の成田山新勝寺

 成田市の成田山新勝寺で28日、1年間に納められたお札を燃やす年末恒例の儀式「納め札お焚(た)き上げ」が行われた=写真。

 本尊の不動明王の分身として授けられ、信徒らが祭ってきたお札は、年の終わりに不動明王の「智慧(ちえ)の炎」の中に返して焼き尽くすのが習わし。「納め不動」とも呼ばれる。

 大本堂近くの広場には木で組んで作られた「炉」が設置され、山伏姿の僧侶約20人がたいまつで点火。青く澄み渡った冬空の中、勢いよく燃え盛る炎に、大小約5万枚のお札が次々と投げ入れられると、参拝客らは手を合わせて静かに見守った。

 東日本大震災で津波被害を受けた岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松も併せて燃やされ、震災復興を祈願するとともに犠牲者を供養した。

 習志野市の主婦、古山恵子さん(71)は「今年ここまで家族が無事に過ごせたことに感謝し、残りの数日もお守りくださいとお祈りしました」と笑顔で話した。

 新勝寺では正月三が日の初詣客が、今年訪れた約311万人を上回ると見込んでいる。