生徒と企業車両修復 観光客呼び込みへ 銚子電鉄

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デハ801(左奥)の修復完了を祝うお披露目式に参加した関係者=23日、銚子市の銚子電鉄外川駅

 銚子電鉄の外川駅(銚子市)に置かれたまま腐食が進んでいた車両「デハ801」を千葉県内企業や千葉県立銚子商業高校(同市、林道行校長)が連携して修復した。年中無休で日中に無料公開される。今夏公開されたアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の中にはこれをほうふつとさせるような車両も見受けられることから、観光客の集客も期待される。

 デハ801は1950年製。2010年の引退後、一時は架線点検車として使用されたが、同駅に置かれたまま鉄部分が朽ちて、所々に穴も空いていた。

 修復は同校による「銚商夢市場プロジェクト」の一環。特殊塗料開発・製造業「BAN-ZI」(千葉市花見川区、宮原万治社長)が材料を提供。高度な施工技術がある外壁塗装業「REPROUD」(同市若葉区、原基弘社長)が下地補修と塗装を担い、往年の姿を再現した。両社は計約1千万円の改修費用を負担。高校生は、やすりがけなどの作業を手伝った。宮原社長は「非常に困難な仕事だったが、諦めないことの大切さを学んだ」と語った。

 また、両社は銚子電鉄銚子駅の駅名愛称ネーミングライツを275万円で購入し「絶対にあきらめない」と命名した。契約期間は来年の元日から11月末まで。