後任“不在”の退任式 「やり残しない」 市川大久保市長

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職員らに見送られ、市役所を後にする大久保市長=22日、市川市南八幡2の仮本庁舎

 任期満了に伴う市川市長選が再選挙となり、後任が決まらない中、大久保博市長の退任式が22日、市役所で開かれた。任期は24日までで、25日以降は市長が不在となる。新市長を決める再選挙は、11月の選挙の無効を求める異議申し出があったため、日程のめどすら立たない状況。異議申し出を受けた票の数え直しは、年明けになる見通しで、市長不在期間の長期化も懸念される。

 仮本庁舎の議場で開かれた退任式には課長以上の職員ら約200人が出席。市長不在の中で職務代理を務める佐藤尚美副市長は、職員を代表し「長い間お疲れさまでした」と送辞。松井努議長は「後任の市長が決まらず、市川市は苦しい状況にある。もう1、2期市長を務めてほしかった」と退任を惜しんだ。

 その後、会見した大久保市長は、市道3・4・18号の開通や行財政改革を実績に挙げ「やり残したことはない。3期目に入っても私の役割はない。ここで辞めるのは適切」と強調。

 再選挙については、11月の市長選で保守系候補が3人出馬し、分裂状態となった経緯を踏まえ「与党多数の保守系候補が出ないと、(議会が混乱するなど)迷惑するのは市民。次こそは本当に一本化をお願いしたい」と、候補者調整が進むようくぎを刺した。